地元名古屋グランパスに18歳で入団!長友佑都の再来!ACミランの10番!10億円プレイヤー!
「目標や、夢は高すぎた方が良いんだよ」
高すぎた目標は現実とのギャップをどうしようもないものにしました。小学校6年間通い詰めたクラブチームのジュニアユース不合格。初めての挫折、12歳の春。
その頃から元々好きだった少年漫画好きに拍車がかかりました。ワンピース、ナルト、トリコ、ハンターハンター、スラムダンク、ジョジョの奇妙な冒険、スケット・ダンス、BLEACH。
漫画の中のヒーロー達はいつだってかっこよくて、努力して困難を乗り越えて、僕には出来なかった事をやってのけていました。近所にTSUTAYAがあったので両親の漫画好きを利用して、レンタルしまくり。10冊千円だった。読み漁った。
学校には漫画を持っていけなかったので代わりに文庫本を持っていきました。
『リアル鬼ごっこ』『スイッチを押すとき』の山田悠介さんがお気に入りでした。
本が友達ってイジられてた時もありました。
眠たくもないのに寝たふりをしました。会話を盗み聞きして、本当は輪に混ざりたいと思ってました。
自分は特別だとも思ってました。サッカー選手にも漫画家にも美容師にもなんだってなれると思ってました。なんだってなれると思った僕がネットの世界に毒されて学歴というものを知り、大学に全て落ち、唯一受かった滑り止めの大学。本当に行きたくなくて吐くまで泣いて親に浪人したいと懇願した。そんな大学でかけがえのない音楽に、人に出会いました。
なんの作品か忘れてしまったけれど、学生さんが死んでしまってお葬式の場面、沢山の人に涙される人気者。もしも僕が今、死んだら。そんな事を思わず考えました。誰が泣いてくれるんでしょうか。あの娘は、あいつは、あの人達は
泣いてくれるかな。このままじゃ死ねないよな。
いじめられていた僕へ
ギターもライブハウスも知らなかった
あの頃の妄想少年だった僕へ