バンドを辞めた友達に会った
僕らカロテンがまだ大学の部活動という枠を超えて活動をし始めた頃、対バンをして
音楽を通じて、ライブハウスの中で仲良くなった友達
初めてのツアーも彼らと行った
その時は7th Wonder tour 2021だった
久しぶりに友達に会うと柄にもなく緊張する。あの頃は3日も会わなければ何となく全然会ってないなって思ってしまって
会ってみたら少し緊張していたくらいなのに
それが1年以上にもなると
自分の想像を超える緊張をする
なんなんだろうね、これ
自然に、自然に、なんてことを思いながら
なんだよこれ、女の子とデートする前みたいじゃん、なんてしょうもない事を考えながら
一言目はどうしよう。よっ、元気してた?なんて言ってみればいいかな
集合場所に行くとそこには髪がだいぶ伸びた、あいつがいて
その髪型、何だよとか言って緊張を誤魔化す
元気そうで何より、嬉しさに満ちる
話してみればお互いの状況は随分と変わり、あの頃の自分はああだったな、なんて説明してながら感慨に耽る
歳をとったね、なんて笑いながら話す
こないだ友達の結婚式に行った話を聞く
マジ?最高だけど最悪だね、なんて笑う
もう音楽はやらないかもしれないけれど
ライブハウスの中で深まった僕達は
ミュージシャンであり、バンドマンである前に
1人の人間だった
全ての関係の中に物語があり
それをどれだけ盛大なドラマにするか
自分次第だ!
元気でいてくれよ、生きて
必ず健康なままで、また会おうね
俺はまだ続けてみるね
またね
おやすみ