あおやまりょうたのブログ

カロテン Gt.Vo. 青山です

CDについて

CDの貸し借り

皆さんしたことありますか?

僕はめちゃくちゃあります。中学生の時RADWIMPSしか聴いてなかったくせに好きな子がバンド好きだったもんで「バンド好きなんだ?俺も好きでさ、」とか何とか言ってキュウソネコカミのCD借りたりしてました。まあその子からの連絡はファントムバイブレーションでしかなかったんですが。

 


こないだ物販でお客さんと話してて、このCD今友達に貸しててすっごく良いって言ってくれてるので今度ライブ一緒に来ます!って言ってくれた子がいて、

このCDを貸す、と言う行為。実はバンドには不利益であるんじゃないか?と自分がバンドマンになってから少し思う事がありました。だってそうじゃないですか、バンドをお勧めされて、YouTubeやらTikTokやらみて良いなって思ったらお勧めされた側もCD買ってくれれば単純に倍売れたことになるじゃないですか。

でも僕がお客さんにそういう風に言われて1番に思った事は“嬉しい”だったんですよね。

だって自分の音楽をどう言う形であれ、サブスクが主流、もっと言えばYouTubeTikTokInstagramもあるこの時代にCDを友達に借りて、プレイヤーからなのかパソコンに落としてiPhoneからなのか、は分かりませんけれど、一曲一曲通して聴いてくれて良いなって思ってくれるんですよ。もうめちゃくちゃ嬉しい。音楽やっててよかったって思う瞬間の一つ。

今CDってコレクション化してるなって思うんですよ。部屋に並べたり、歌詞カード読んだり、英詩のバンドだったら正規の和訳がそこにあったりとかジャケットがめちゃくちゃ良いとか、そう言う部分による楽しみが大きくないですか?どうなんだろう。

自分も自分の中で特別なバンドだけはCD買って歌詞カード読みながら聴いたりしてましたけど、お金ないし、、サブスクで聴けちゃうし、、、悔しい、、、みたいな。僕、歌詞カードめちゃくちゃ好きで。パソコンに取り込んでる時に歌詞カードだけ読んでどんな曲なんだろってワクワクするあの瞬間ね。たまんないっすよね。

何が言いたいかって自分もCDを貸した事があって、バンドマンになって作る側になって、一度はその行為に疑問も抱いたけどお客さんにそう言われて嬉しかったから、ああ間違いじゃなかったんだって思って。僕自身ホントCDを借りて聴いて好きになったバンドなんてめちゃくちゃ居るので。

サブスクって言うあんな無敵みたいなコンテンツがあってさ、それでもサブスクは出さずEggsだけとかCDだけみたいな曲やらバンドやら音楽たちが世の中には沢山あるわけで。自分のバンドでも1st EPはサブスク出してますけど2nd EP以降の盤は出してなくて、「アマネ」だけはdigital releaseでしたし。色々やってみて色々思う事があってその上で、とにかくどんな形であれ聴いてもらう事が1番嬉しいって事に気がつけました。ありがとう。

3月のreleaseどんな風にするかまだ決めれてないですけどもっともっとしっかり考えたいな。音楽、面白っ。

またライブハウスで会いましょう