あおやまりょうたのブログ

カロテン Gt.Vo. 青山です

ただについて

初めて曲を作ったのは大学一年生の時

ただ、と言う曲でした。

いや、流石に知ってる人は居ないと思うんですけど昔19の音源とかを配ってた事があってその中に入ってたりしたようなしてないような。


まあ付き合いの長い奴は知ってるって感じです。泰世とかきゃんばらさんとかね。その曲が僕本当恥ずかしくて、自分の曲を恥ずかしいってダサいんですけど、恥ずかしいもんは恥ずかしい!でも初めて作った曲に思い出がないわけがなくて、もうあの曲は人前でやることはないんだろうけど、

ある曲が出来た時にタイトルに悩んで

思入れのあったこのタイトルを付けました

 

 

 

去年の夏祖父が突然倒れてしまって

それから秋になって祖母も続く形で倒れてしまいました

 


二世帯住宅だったので、毎日顔を合わせたし

ご飯もよく作ってもらってたし

僕両親は共働きなんで反抗期がほとんどなかったんですけど何故か祖父母に対して反抗期が来ちゃって。この歳になってからはマシになったけど、なんでだろうね。どうして素直になれないんだろうね!反抗期って!難しい!

 


おじいちゃんはちょっとぼけちゃったけど話は出来て、でもなんかすごい涙もろくなってて。一回東京遠征前に施設に会いに行ったんだけど明日東京行ってくるね〜って言ったら僕が上京すると思っちゃったぽくて号泣。僕も釣られて号泣。上京しないよ!じいちゃん泣き虫だったんだなあ。知らなかったよ。

 


意外と元気なじいちゃんに対してばあちゃんは話す事が難しくなっちゃって、

入院してから久しぶりに会った時、正直信じられない気持ちが強かった。あんなに元気だったのにって思った。

でも手を握ったら握り返してくれて、僕の目をじっと見てくれた。

いつぶりに握ったか分からないばあちゃんの手、こんなにちっちゃかったかなあ。僕の小さい頃のまま、あったかくて優しくて大好きな手。この手で作られる料理が好きだった。作り方聞いとけば良かった。手を握るだけで、そばに居るだけで良かったんだけどね。

気付くのが遅かった僕の後悔の曲。

愛に形はないから、

それでも渡さなくちゃいけないから、

言葉を超えて溢れたものが

曲になりました。

でもそれってライブハウスも同じだと思うんだ。あなたに渡したいものが僕らもあるし、あなたも僕らに渡したいものがあると思うんだ。

 


どこまでも優しくて、少し世話焼きなばあちゃん。動物が大好きで、歩くのが早いじいちゃん。貰ったものを大切にする。

いつかライブ見に来てくれないかなあ。長生きしてね